外壁塗装や屋根塗装を検討される方の多くは、まず業者選びで悩まれます。
頻繁におこなうものでない塗装工事は日常生活において接点が少なく、業者の差がわかりにくいからです。
ハウスメーカーや工務店、リフォーム会社、塗装業者はもちろん、最近ではホームセンターや家電量販店、駆除業者や水回り工事専門店までもが外壁塗装を商品として取り扱っています。
そんな玉石混交な状況の今だからこそ、外壁塗装業者選びで失敗しないコツと大切なポイントをお伝えしたいと思います。
外壁塗装業者を選ぶポイント
① 対応は早く、調査は丁寧であるか
まずは2~3社に相見積もりを依頼して、見積書を手に入れましょう。見積もりを頼むだけでも、電話口での対応は丁寧か、メールなどの返信は迅速かなど、それぞれの業者の対応を見ることができます。

4社以上に頼むと現地調査や見積もりが出そろうのに時間がかかるため、あまりお勧めしません。
ここで重要なのは見積もりが無料であることです。余程遠方の業者に頼まない限り、ほとんどの業者が見積もりは無料でおこなっています。
点検や見積もり調査には可能な限り立ち会いましょう!
挨拶や礼儀はしっかりしているか、すぐ終わるような簡単な調査で終わらせていないかなど、担当者や職人の動きを見る絶好の機会になります。現地調査もせずに見積もりを出すような業者はもちろんNGです!
② 見積書はわかりやすく根拠があるか
見積書を見る際は、工事価格だけを重視しないことが大切です。

価格が気になる気持ちは重々承知してますが、価格を重視すると失敗することがあります!
見積書は素早く提出されたか、素人でもわかりやすいか、工事詳細や使用材料がしっかり記載されているか、工事内容や価格の明確な根拠はあるかが大切です。
見積書の内容に不明な点があれば、どんな些細なことでも質問しましょう。あくまでお客様が第一ですので、「こんなこと聞いていいのかしら…」と思わず、どんなことでも遠慮なく聞いておかないと意味がありません。
③ 建設業許可や工事に関する資格を保有しているか

建設業許可の有無は1つの指標となります。
各都道府県知事もしくは国土交通大臣による建設業許可は、その業者が経営面・施工面において一定以上の信頼や実績があることを保証するものです。
軽微な工事(請負金額が税込み500万円未満の工事)においては、必須ではありませんが、許可を受けているに越したことはありません。

塗装に関する資格と言えば、国家資格である「塗装技能士」です。
ちなみに私は1級塗装技能士の資格を持っています。
1級塗装技能士の資格は、誰でも取得できるわけではありません。
1級塗装技能士の試験を受験するには7年以上の実務経験が必要で、合格率も50%前後となっており、合格には確かな知識や技術が必要不可欠です。よって塗装技能士の資格を保有している職人の技術は信頼してもよいでしょう。
④ 確かな実績があるか
ホームページや地域での評判を調べ、その業者の施工実績を確認しましょう。
施工実績が多い業者は必然的に腕が磨かれ、知識や経験も豊富です。また、多くの工事を依頼されるということは、それだけ地域で信頼されている証でもあります。
単に創業年数や設立年数が長ければ良いわけではありませんが、歴史ある業者は信頼と実績があるからこそ生き残れているとも言えます。

誤解がないように申し上げますが、年数が短い業者が悪いわけではありません。腕の良い職人が独立して立ち上げた、素晴らしい業者もあります。
年数の短さが社名変更による場合は注意!
統合・合併など様々な理由で社名が変更されることはありますが、所在地は同じなのに頻繁に社名が変わっている業者には注意してください。
頻繁に社名を変更する会社は悪徳業者である可能性があります。

社名を変更すれば営業停止などの行政処分の効力がなくなりすぐに活動できるようになるからです。
社名を変えることで、「以前手抜き工事で問題になってませんでしたか?」と聞かれても、「それは別の会社です」と言い逃れができてしまうのです。
⑤ 飛び込み営業や訪問営業、セールス電話から選ばない
契約を急がせるような営業には特に注意!

すべての飛び込み営業や訪問営業、セールス電話が悪いわけではありませんが、これらの営業を経て契約した塗装工事はクレームが多いというデータがあります。
年度 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 |
---|---|---|---|---|
相談件数 | 7,223 | 8,001 | 8,780 | 6,774(前年同期 5,876) |
年度 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 |
---|---|---|---|---|
相談件数 | 5,684 | 5,759 | 7,020 | 5,154(前年同期 4,706) |
※相談件数は2021年12月31日現在(消費生活センター等からの経由相談は含まれていません)
※ここでは、「屋根工事」「壁工事」「増改築工事」「塗装工事」「内装工事」の合計を「リフォーム工事」としています。
データは 独立行政法人国民生活センター ホームページより引用
外壁の傷みは目視でわかりやすいので、営業マンにとっては絶好のセールストークの種になります。その種を元にお客様の不安を煽って契約を急がせるのが悪徳業者の手法ですのでご注意ください。
⑥ 業者の保険加入状況や工事保証は充実しているか
業者が「請負業者賠償責任保険」や「リフォーム瑕疵保険」に加入していると安心です。保険加入には一定の審査があるため、信用のおける業者でなければ加入できない仕組みになっており、万が一のトラブル時にも安心です。

合わせて、工事保証やアフターサービスについても確認しましょう!
サイトによっては「保証年数が長い方がいい」と解説されていることがありますが、保証期間は工事内容や使用材料の質によって異なるため、工事の内容や材料の質に応じた保証を出してもらえるかを重視しましょう。

あくまで平均ですが、外壁塗装では「5年の保証」が目安となります。
外壁や屋根の塗装工事は、施工不良があったとしても症状が現れるのは数年後です。
もし施工不良による不具合が発生した場合、迅速に対応してくれるのか。どのようなアフターサービスがあり、具体的にはどういった対処をしてくれるのか、事前に確認しておくとよいでしょう。
まとめ
外壁塗装は業者選びで決まると言っても過言ではありません。
契約を急かしてくる業者は口が上手いことが多いので、不安に駆られるのも仕方ありません。しかし大切なのは焦らず落ち着くこと、不安な時こそしっかりと調べて慎重に返事をするようにしてください。
・素早く対応してくれて調査が丁寧な業者を選ぶ!
・根拠あるわかりやすい見積書を出してくれる業者を選ぶ!
・工事業許可や工事に関する資格を保有している業者を選ぶ!
・実績のある業者を選ぶ!
・保険加入や保証がしっかりしている業者を選ぶ!
・飛び込み営業や訪問営業の業者に急かされてあせって契約しない!
以上が今回のまとめです。

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