2023年3月24日、長崎市建築部住宅政策室開催の「ながさき住みよ家リフォーム補助金及び性能向上リフォーム補助金等説明会」に参加してきました!
慣れている人じゃないと難しい内容でした!
業者さんが難しいなら、私達にはもっと難しいんじゃないの?
そこで今回は令和5年度ながさき住みよ家リフォーム補助金及び性能向上リフォーム補助金について詳しく解説したいと思います!
令和4年度分と見比べてみてください!
2つの補助金制度を解説!
1.住みよ家リフォーム補助金
ながさき住みよ家リフォーム補助金は長崎市で大人気の補助金制度で、塗装工事に限定すると一般塗料による外壁塗装や屋根塗装の工事が補助対象となります。
補助率:補助対象経費の1/10(上限10万円)
最大10万円の補助を受けることができます!
最大10万円は確かにお得ね♪
でも、一般塗料による塗装って?
遮熱性能がない一般的に広く使われている塗料を便宜的に「一般塗料」と呼ばせていただいてます。
普通の塗料をイメージしていただければOKです!
2.性能向上リフォーム補助金
性能向上リフォーム補助金はその名のとおり住宅の性能を向上させるリフォームのための補助金制度で、塗装工事に限定すると遮熱塗料による外壁塗装や屋根塗装の工事が補助対象となります。
・補助率:省エネ化補助対象工事費の1/5(上限20万円)
・補助率:バリアフリー化補助対象工事費の1/5(上限10万円)
※ 住宅のバリアフリーに関する工事が対象(階段の勾配改善や段差解消、手摺りの設置など)
令和4年度までは屋根だけが対象でしたが、令和5年度からは外壁も対象工事に含まれるようになりました!
遮熱塗料を用いた塗装工事は「省エネ化に資する工事」として扱われ、補助額は最大20万円となります!!
令和4年度までは遮熱塗料による工事でも補助上限は10万円だったので、補助上限が10万円アップしてます!
もはや遮熱塗料による塗装一択と言っても過言ではない……!?
令和5年度はそれだけではありません!
令和4年度は葺き替え工事は対象外でしたが、遮熱・断熱性能のある屋根材を用いれば屋根の葺き替え工事も補助金申請が可能で、こちらも最大20万円の補助が受けれます。
ゼロカーボンシティに向けての長崎市の取り組みの一環だそうです。
・一般塗料による塗装工事 → 住みよ家リフォーム補助金(最大10万円補助)
・遮熱塗料による塗装工事 → 性能向上リフォーム補助金(省エネ化対象/最大20万円補助)
※ 外壁塗装・屋根塗装共通
申請期限
令和5年度の住みよ家リフォーム補助金の申請は3期制となっています。
・第1期 4月4日(火)~6月30日(金) / 予算 2,200万円 ※ 予算上限につき終了
・第2期 7月3日(月)~9月29日(金) / 予算 2,200万円
・第3期 10月2日(月)~令和6年1月31日(水) / 予算 2,050万円
・令和5年4月4日(火)~令和6年1月31日(水) / 予算 8,980万円
※2023年6月21日現在 残予算 約3,300万円
どちらの補助金制度も、各期予算に達した時点で受付終了となります。
毎年申請期限の終了を待たず、予算上限に達して早めに終了していますのでご注意ください。
3期制になっていますが、申請開始日はかなりの混雑が予想されますので早めのお見積り・書類準備をおすすめします。
補助対象者および補助対象物件
補助対象者および補助対象物件については令和4年度と変わらないので、長崎市ホームページより引用させていただきます。
補助対象者
次のいずれかに該当する方で、「条件」を全て満たす方
- 市内に住宅を所有し、その住宅に居住又は居住を予定している方
(補足1)居住を予定している方は完了実績報告書提出時に住民票の写しの提出(当該住宅への居住)が必要となります。
- 市内に住宅を所有する予定で、その住宅に居住を予定している方
(補足2)申請の際に売買契約書等を提出し、完了実績報告書提出時に住民票の写しの提出(当該住宅への居住)及び建物登記事項証明書の提出が必要となります。
- 所有者が死亡し未相続の場合で、その住宅に居住又は居住を予定している所有者の2親等以内の親族
(補足3)所有者との続柄(2親等以内の親族であること)を証明する書類及び居住を予定している方は完了実績報告書提出時に住民票の写しの提出(当該住宅への居住)が必要となります。
- 単身赴任等により所有者が居住していない場合で、その住宅に居住している所有者の2親等以内の親族
(補足4)所有者との続柄(2親等以内の親族であること)を証明する書類(戸籍等)及び住宅改修工事に係る委任状(PDF形式 59キロバイト)の提出が必要となります。
条件
- 市税の滞納がない方
(補足5)完納証明書の提出が必要です。
- 長崎市暴力団排除条例に規定する暴力団員及び暴力団関係者でない方
- 同一年度に長崎市子育て住まいづくり支援費補助金の交付を受けてない方又は受ける予定がない方
補助対象物件
補助対象住宅は、自己の居住の用に供し、又は供する予定の本市内に存する住宅です。マンション等の集合住宅にあっては補助対象者が専有し、又は専有する予定の部分に限ります。店舗、事務所、賃貸住宅等との併用住宅にあっては、補助対象者の居住の用に供し、又は供する予定の部分に限ります。
(補足)長屋や重層長屋(2世帯住宅等で玄関が二つ以上あり内部で往来ができない住宅)で所有者が1人の場合は、所有者が居住していない住戸は賃貸住宅とみなします。
補助対象となる工事
画像で見れるようにしていますが、じっくりとご覧になりたい方はパソコンでのダウンロードや印刷をお勧めします!
もちろん外壁塗装・屋根塗装は対象工事です!
ダウンロード
画像で見る
計算シミュレーション
性能向上リフォーム補助金の補助額が10万円未満の場合は住みよ家リフォーム補助金との併用が可能ですが、補助金の合計額の上限額は10万円となります。
いまいちわかりにくいので、わかりやすく解説していきます!
補助金の種類 | 工事内容 | 補助率 | 上限額 |
性能向上リフォーム補助金 | 省エネ化工事 | 1/5 (20%) | 20万円 |
性能向上リフォーム補助金 | バリアフリー化工事 | 1/5 (20%) | 10万円 |
住みよ家リフォーム補助金 | 上記以外の工事 | 1/10 (10%) | 10万円 |
<計算シミュレーション>
ケース1の場合
「①省エネ化 110万円」×1/5(補助率)=22万円
⇒「①省エネ化」に該当する工事は補助上限額が20万円なので、「②バリアフリー化」「③住みよ家リフォーム対象」工事の有無に関わらず、20万円を補助。
ケース2の場合
「①省エネ化 80万円」×1/5(補助率)=16万円
⇒「②バリアフリー化」「③住みよ家リフォーム対象」工事の有無に関わらず、16万円を補助。
ケース3の場合
「①省エネ化 40万円」×1/5(補助率)=8万円 ※ 10万円に達していないので②の工事も参照
⇒「②バリアフリー化 20万円」×1/5(補助率)=4万円 (①+② 計 12万円)
⇒「①省エネ化」と「②バリアフリー化/③住みよ家リフォーム対象」の併用時は上限額が10万円となるので、2万円は切り捨てとなり10万円を補助。
ケース4の場合
「①省エネ化 20万円」×1/5(補助率)=4万円 ※ 10万円に達していないので②の工事も参照
⇒「②バリアフリー化 20万円」×1/5(補助率)=4万円 (①+② 計 8万円)※ 10万円に達していないので③の工事も参照
⇒「③住みよ家リフォーム 30万円」×1/10=3万円 (①+②+③ 計 11万円)
⇒ 超過分1万円を切り捨てて、10万円を補助。
参考ケース:一般塗料による110万円の塗装の場合
遮熱塗料を一切使用しない塗装工事の場合は、補助率10%の住みよ家リフォーム補助金での申請となります。
「一般塗料での塗装工事 110万円」×1/10=11万円
⇒ 補助上限が10万円なので、超過分1万円を切り捨てて10万円を補助。
省エネ化工事(遮熱塗料を使用した工事等)の補助額が10万円を超えるかどうかで、補助額上限が10万円か20万円かが決まるということです。
補助金に関する注意点
補助金の利用に関する注意点を解説します!
① 補助金交付決定日から90日以内に着工
令和5年度から追加予定の条件です。
令和4年度までは、2月末日までに工事が完了し工事代金の支払いを終えれるのであれば、交付決定後は着工がいつでも構いませんでした。
しかし令和5年度は「交付決定日から90日以内の着工」が条件なので、工事希望時期に合わせた申請をおこなわなければなりません。
住みよ家リフォーム補助金の申請が3期制になっているので、工事日に希望がある場合は早めに準備しましょう!
② 過去に同じ補助金制度を利用して工事している場合、補助金が下りない。
塗装工事は頻繁におこなうものではないため、前回の工事から年単位の時間が空いてしまい、補助金制度を利用したかどうか忘れてしまうことも多いです。
とあるお客様宅の外壁塗装・屋根塗装工事の補助金申請をおこなう。
⇒ 申請後、数年前に屋根と雨樋などの付帯部の塗装工事を補助を受けておこなっていたことが役所の調査で判明。 ※ お客様は「忘れていた」とのこと
⇒ 前回補助を受けているため「屋根塗装」「付帯部塗装」が補助対象外、「外壁塗装」のみが補助対象となり、上限額である10万円の補助は受けれなかった。
以前の工事で補助を受けた箇所に関しては補助対象外となるのでご注意ください!
③ 「長崎市に本社がある業者」による工事が条件
条件の1つに「市内に本社がある法人(支社・営業所のみは不可)又は市内に住所がある個人の施工業者に発注する工事であること」というものがあります。
括弧書きにあるように「支社・営業所のみは不可」であるため、工事保証に強みがある大手ハウスメーカーに依頼しようとしても、長崎市内に本社がない場合は補助金申請はできませんのでご注意ください。
④ 悪徳業者や詐欺に注意!
補助金申請は難しいものではありませんが、工事前後や施工中の写真の提出が義務付けられています。管理ができておらず、「施工中の写真を撮り忘れて提出できません」ということがあると、最悪の場合は補助金が下りない可能性もあります。
また、補助対象外の工事であることがわかっていながら「補助金が使えます!」とアピールし、工事後に「補助金申請が通りませんでした。でも工事は終わっているので支払いはお願いします」というような詐欺もあるのでご注意ください。
補助金の交付が決定してからの着工が条件です。
補助金交付決定前に工事を始めてしまうと補助が受けれない・交付が取り消しとなる可能性が高いのでご注意ください。
「絶対に補助金が下りますので工事を始めましょう!」と急かす業者には注意が必要です。
交付決定通知が届くまでは「絶対」ではありません!
まとめ
・長崎市の方は「ながさき住よか家リフォーム補助金」「住宅性能向上リフォーム補助金」が利用できる可能性が高い!
・令和5年度は最大20万円の補助を受けることが可能!
弊社では補助金申請を完全無料で代行してます!
お客様には必要事項の記入と、市税の完納証明書などの必要書類を準備していただくだけ! 面倒な申請作業はすべて弊社でおこないます!
補助を受けての塗装工事
実績50件以上!
補助金申請は私が得意としています!
お得に塗装をされたい方は、ぜひ1度中村塗装にご連絡ください。
契約を急かす意図はありませんが、長崎市の補助金制度は本当に人気であるため、毎年早めに申請受付が終了となってしまいます。お得な外壁塗装をご希望の方は、早めの検討をお勧めします。
・外壁塗装、屋根塗装に使える令和5年度の長崎市の補助金制度・助成金制度
・制度の内容や申請についての詳細