令和4年度分
別の投稿で長崎市で大人気の「住みよ家リフォーム補助金」について解説しましたが、長崎市がおこなっている施策なので、長崎市内の建物のみが対象でした。
そこで今回は、諫早市の外壁塗装や屋根塗装に使える補助金事業について解説したいと思います。
※塗装工事に使える補助金のご紹介です。住宅購入や耐震工事など、建築工事に関わる補助金についての記載はございませんので予めご了承ください。
諫早市住宅性能向上リフレッシュ事業
※この投稿は2022年9月7日現在のものです
弊社は何でも正直にお話しすることをモットーとしているので、ここでも正直にお伝えさせていただきます。
工事要件に「諫早市内に本店を有する法人または市内に住所を有する個人事業者が施工する工事であること」とあるため、諫早市の補助を受けての工事をお考えの際は、長崎市西北町を拠点とする弊社では要件を満たせません、申し訳ございません。
補助金の申請をする際に工事業者による見積書が必要となるのですが、見積書を作り、工事をする業者さんの本店が諫早市にないと申請ができないのです。
補助金申請の際の注意点
補助金の申請をする際の注意点をわかりやすく簡単にまとめたいと思います。
①工事要件をしっかり確認する
上に1つ例を出しましたが、例えば「諫早市内に本店がある法人(または個人事業主)」という要件があるのに、長崎市に拠点がある中村塗装(弊社)と契約した場合、補助金の申請ができなくなります。後からそのことに気づいて諫早市の業者と契約しようとしても、一方的な契約解消と見なされるため、契約解消ができなかったり違約金が発生する可能性があります。
また、補助を受けて外壁塗装や屋根塗装をおこなう場合、諫早市では外壁・屋根ともに遮熱塗料を使用することが要件となっています。
同じような補助金制度でも各市町村によって要件が異なるため注意が必要です。
長崎市の補助金制度の場合は、遮熱性能のない一般塗料でも補助がおります。屋根の場合は遮熱塗料を使うと補助割合が大きくなります。
大村市にも「大村市住宅性能向上リフォーム支援事業」という似た名前の支援事業がありましたが、こちらは対象工事に塗装は含まれていませんでした。
規模が大きい企業では、支店や事業所が複数あることも珍しくありません。
極端な例になってはしまいますが、長崎支店から諫早支店に異動して間もない人が担当だった場合、諫早市の補助金制度を知らなかったり、長崎市の基準で話を進めたりすることもあるかもしれません。
工事の要件はしっかりと確認しておきましょう!
②申請代行は無料でおこなってもらう
極稀にですが、補助金の申請を申請費をもらって代行する業者さんがいます。
業者ごとの方針によるものなので悪いことではありませんが、申請はそもそも無料でできるものなので、「申請費がかかります」と言われた場合には自分で申請することも選択肢の1つとして考えましょう。
自分で申請することもできますが、申請が少しめんどくさいのは事実です^^;
慣れていないと不備が多く、何回も書きなおしたり提出しなおしたりすることになるかもしれません。
ですので、無料で申請代行をしてくれる業者さんと契約するのがおススメです!
③建物の工事履歴を把握しておく
申請要件の1つに「平成25年度以降にこの事業の補助金の交付を受けていない」というものがあります。
平成26年に諫早市住宅性能向上リフレッシュ事業の補助を受けて屋根の遮熱塗装工事をしたお宅があるとします。
そのお宅の方が「色あせが気になるから外壁と屋根の塗装工事をしよう!」と考えて令和4年度の諫早市住宅性能向上リフレッシュ事業に申請した場合、屋根は過去に補助を受けて塗装した履歴があるため、屋根部分の工事費が申請対象外となります。
これは長崎市の補助金制度でも同じです。
施主様が過去の工事のことを忘れていて、市役所で申請をしている時に「過去に補助金を受けて屋根の塗装をしてるようなので、屋根の部分は対象外になります」と職員さんから言われて発覚したことが何度かありました^^;
またまた極端な例になってしまいますが、申請したい塗装工事が「外壁塗装48万円・屋根塗装52万円(合計100万円)の工事」だとします。
要件に「補助対象となる工事費が50万円以上となる工事に対して、一律10万円」とあるので、通常は補助事業の対象となります。
しかし、過去に補助を受けての屋根塗装の工事履歴があった場合、屋根塗装分の52万円が補助対象外となってしまい、外壁塗装の48万円では「補助対象となる工事費が50万円以上となる工事に対して、一律10万円」という要件を満たせず、補助を受けれなくなってしまいます。
基本的に工事履歴をお客様に確認しますが、忘れていたり曖昧だったりする場合は、事前に役場に問い合わせることでわかります。
「補助金が出るなら工事をする」という方もいらっしゃいますし、お得に外壁塗装をするためには必要な考え方です。
だからこそ工事履歴を事前に確認するなどして、申請に向けて不備がないようにしなければいけません。
④補助金詐欺に注意してください!
要件として明記されていますが、「申請が下りてからの着工(工事開始)」が義務付けられています。
それなのに
申請は絶対通りますから大丈夫ですよ!
早めに工事をやりましょう!
と言う業者にはすぐストップをかけ、しっかりと事実確認をしましょう。
申請受付から申請が下りるまで、早くても2週間、混み具合によっては3週間ぐらいかかることがあります。「ほぼ確実に申請が下りるだろう」と、待ちきれずに工事を始めてはいけません。
先述したように「申請が下りてからの着工」が義務付けられているため、業者側にダマす意図がなかったとしても、申請前に工事を始めてしまったらその時点で補助金が下りなくなります。
しかしこのことは業者に周知されていますし、市役所での申請時にも職員さんから説明があるので、うっかり工事を始めちゃったなんてことはほとんどありません。
問題は、初めからダマすつもりの業者です。
言葉巧みにダマそうとしてきますので、本当に注意してください!
悪徳業者は「絶対に申請はおりますから大丈夫です!」などといい、工事を強行します。
工事さえしてしまえば、補助金がおりなかったとしても「でも工事は始まってますんで」「工事はもう終わったんで」などといい、しっかり工事金の請求をしてきます。
最悪の場合、そもそも申請自体していなかった、なんてこともあり得ますので、十分に用心してください。
※申請代行をお願いする時には「委任状」や「完納証明書(市税もしくは国民健康保険料)」といった書類を業者に渡す必要があります。そういった必要書類を求められない場合は詐欺の可能性がありますのでご注意ください。
まとめ
諫早市には外壁塗装や屋根塗装に使える補助金制度がある。
遮熱塗料による塗装が条件。
今回はこのことを覚えておいてください。
塗装工事は決してお安いものではありません。
どんなに安くても十数万~の工事となりますので、10万円の補助を受けれるというのは本当にお得だと思います。
だからこそ業者選びから慎重におこない、安全・安心のお得な塗装を選ぶようにしてください!
諫早市で補助金を受けての工事をご希望の方へは、直接は力にはなれませんが、安心して任せられそうな業者の選び方やおススメの工法や色など、相談に乗れることはたくさんあります!
相見積もりをしてわからなくなった際の、セカンドオピニオンとして弊社を使っていただいても構いません!
お得に塗装をされたい方は、ぜひ1度中村塗装にご連絡ください。
ご相談だけでも大歓迎です!
諫早市住宅性能向上リフレッシュ事業
※以下、諫早ホームページ「令和4年度諫早市住宅性能向上リフレッシュ事業」より抜粋
【補助事業の概要】
性能向上を図る住宅リフォームについて、費用の一部を補助します。
市民が、現在居住する住み慣れた住宅の性能や機能を向上させ、長く「安全・安心に」生活できることを目的に、「バリアフリー」や「安全対策」を伴う住宅リフォームに対し、対象工事費(50万円以上)に係る費用の一部を補助します。
【補助対象者】
・市内に住宅を所有し、現にその住宅に居住(住民登録)している方など
※市税等を滞納していないことが条件
※申請までに諫早市内の住宅を所有しており、当該住居に居住することが確実な方。⇒ 諫早市内の住宅の購入を検討していたり、購入することがほぼ決定していたとしても、申請時に所有していないと対象外となります。
【補助対象住宅】
平成25年度以降にこの事業の補助金の交付を受けていないもので、次のいずれかに該当する住宅が対象となります。
・一戸建て住宅
併用住宅の場合は、住宅部分の延べ面積が2分の1以上であるものに限る。
・共同住宅(マンションなど)
人の居住の用に供する専有部分に限る。
【補助対象工事】
・住宅性能の向上を伴う改修であること
・補助対象となる工事費の合計が50万円以上であること
・諫早市内に本店を有する法人または市内に住所を有する個人事業者が施工する工事であること
・他の制度等により補助金の交付を受けない工事であること
・事前着工していない工事
【補助金額】
補助対象となる工事費が50万円以上となる工事に対して、一律10万円。
【申請受付期間】
令和4月1日(金曜日)令和12月20日(火曜日)
※申請受付期限の前に予算額に到達した場合は、受付を終了
【受付窓口】
諫早市役所建築住宅課(別館4階)
受付時間は、8時30分から17時まで(ただし、12時から13時までを除く)