【あなたはダマされないで!】外壁業者選びの失敗談 part2

この記事でわかること

実際の失敗談を読むことで、どういったところで業者選びに失敗するかわかる!

 正直、この「外壁業者選びの失敗談」だけはシリーズ化したくありませんでした……。

統括部長 原田

part3をお伝えせず済むよう、どうか皆様お気を付けください!

前回の記事はこちら

問い合わせメール

 2023年2月某日、1通の問い合わせメールをいただきました。

※ プライバシー等配慮し、実際のメールより内容を抜粋。必要に応じてぼかし表現に変更させていただきます。

相談者様

(少し特殊な素材の)外壁への塗装が可能か、外壁と屋根塗装の無料診断・見積のご相談です。

 始まりはお問い合わせでよくある内容でしたが、メールを読み進めていくうちに私達はどんどん表情が強張ってしまいました。

統括部長 原田

各段階でポイントとなる内容を赤字で示し、同時に解説をおこないながら進めていきます。

契約に至るまで

 相談者様宅は2010年時点で築10年だったため、屋根を水性塗料で塗装したとのこと。

相談者様

2022年12月、現在雨漏りなどはしていないが、屋根の色褪せがある為、塗装会社の飛び込み営業で屋根塗装を提案されました

 12年前に屋根に水性塗料を塗ったことを伝えると、「今回は油性で綺麗に塗装しましょう!」と、油性塗料を提案されたとのこと。外壁については、レンガ調で綺麗な外壁なのでクリアー塗料で外壁を綺麗にしましょうと提案されたようです。

※クリアー塗料…無色透明の塗料。レンガなどの意匠性が高い外壁を塗装する際、意匠性を活かすために使用されることが多い。

△ 飛び込み営業は要注意!

すべての飛び込み営業が悪いわけではありませんが、飛び込み営業や訪問営業からの工事は相談やクレームが多いというデータがあります。

相談者様

それだけの簡単な話で現地調査もせずに見積書を作成され、見積もりからあまり期間も経たないうちに契約書を持参され塗装工程や家の材質確認がないまま契約し、長崎市の補助金申請手続きをおこないました。

✕ 現地調査をしない業者はもっての外!

建物の状態は1軒1軒すべて違うため、調査せずに見積書を作るなど不可能です!

✕ 契約書を持参、説明もなく契約!

塗装工事に限らず、契約というのはお互いに納得・合意の上でおこなうもの。この時点で相談者様は詳しい工事内容がわかっていなかったため、業者側は契約を促すべきではありません

統括部長 原田

私はお客様の疑問が完全にゼロになってからしか契約いただきません。どんなに些細な疑問でも放置せず、100%納得していただきたいからです。

 相談者様はモヤモヤを感じながらも、契約してしまったため工事の日が近づいてきます。

工事開始から契約解除

 いよいよ工事開始。足場を組み、高圧洗浄をして、いよいよ塗装工程!

と、そこで問題が起きます。

相談者様

持参された塗料を確認すると、「油性だから綺麗になる」と強調されて契約した塗料が「水性」でした。

○ 塗料の確認はグッド!

正しい材料で正しい施工をおこなうのが当たり前ですが、今回のような過ちが起きてからでは遅いので、念のために説明された塗料と同じかを確認しましょう。

✕ 水性塗料と油性塗料の違い

水性塗料だろうが油性塗料だろうが、正しい手順で塗装すれば綺麗になります。劣化状況や下地の材質などを見極め、適した塗料を選ぶ必要があります。

相談者様

理由を聞くと、営業の方とは違う職人さんが「前回水性を塗っているなら、今回油性を塗ると【チヂミ】が出るので水性です」と言われ営業の人はそのような技術的なことを知らなかったそうで「勉強不足でした、謝ります」と言われました。

✕ 事前説明がなく、対応も悪い

油性塗料を準備しているということは、社内で1度は「水性塗料だとマズいから、油性塗料にしないと」という話が出ていたはずです。それなのに相談者様から問われるまで話さなかったということは、過ちに気づきながらも、説明や謝罪をせずに工事を強行しようとしていたことがわかります。

※水性塗料と油性塗料については別の機会に解説しますが、職人さんの「チヂミが出る」という説明は間違っていません。

専務取締役 中村

塗装というのは、塗りたてだと誰が塗っても綺麗に見えますし、塗ってしまえば何の塗料を使ったかわからなくなります

統括部長 原田

下地や材料のことを知らない人間が営業を担当していることも問題です。

相談者様

作業方法も手塗ローラーだとこちらが勝手に思い込んでいたら、「吹付じゃないと、この屋根の勾配ではできません」と作業方法にも食い違いが出ました。

✕ 塗装の工法の説明は必須!

勝手な思い込みだなんてとんでもありません!

基本的にお客様は塗装に関しては素人です。塗装と言えばローラーで塗っている姿を想像する人がほとんどだと思います。もし業者が吹付塗装を予定していたなら、お客様に事前にしっかり説明するべきです。

✕ 勾配がある屋根でも吹付可能!

職人さんが屋根の勾配を理由にしていますが、下の写真のような屋根足場を組めばローラー塗装も無理なく可能です。

屋根足場
相談者様

何の説明もなく、適当な契約をしてしまい、この会社大丈夫かな?と不安で、外壁のことも心配になり、外壁塗料をインターネットで確認すると、「(相談者様宅の)外壁には対応していません」と書かれており、うちの外壁は「○○○(外壁商品名)」ですよ、という話になりました。すると○○○(外壁商品名)を知らなかったそうで「お宅が言わなかったからだ」と言われ、外壁は作業中止になりました。

✕ この会社大丈夫かな?は事前に調査

外壁塗装は業者選びですべてが決まると言っても過言ではありません。先述したように特に訪問販売の業者は危険性も高いので、必ず契約前に業者の詳細をチェックしてましょう。

✕ 「お宅が言わなかったからだ」は絶対にNG!

料金をいただいて塗装をする以上、業者はプロフェッショナルでないといけません

すべての塗料や建材を熟知するのは難しいですが、施工させていただくお宅の建材はしっかりと見極め、知らない・扱ったことがない場合はメーカーに問い合わせるなどして詳しい調査をすべきです。

統括部長 原田

プロが知らないものを、お客様が事前に把握しているわけがありません。

相談者様

屋根の塗装は吹付塗装をするなら、きちんと養生をして欲しいと頼むと「うちでは対応できない」と契約解除になりました

✕ 飛散防止対策は必須! 養生ができないはNG

外壁塗装で1番気をつけなければならないのが塗料の飛散です。飛散防止対策は必須なので、「対応(養生)できない」というのはありえないことです。

飛散防止の養生シートは屋根まで覆うのが基本

契約解除後の撤収

相談者様

現地調査もせずに見積を出され、作業内容の打ち合わせもないまま適当な工事に入り、足場解体時にはタバコを吸いながら作業され、家にタバコを捨てて行かれました

✕ 本人のモラルの欠如、会社の教育不足

タバコを吸いながら作業はありえませんし、ポイ捨てなどもっての外です。本来ならば個々のモラルの問題なのですが、会社のマナー教育や管理が行き届いてないことが露呈しています。

統括部長 原田

こういう職人がいるせいで、業界全体の職人の評判が悪くなるんです……。

相談者様

(相談者様宅の外壁)を高圧洗浄機で洗浄してしまったため、塗膜面を傷めてしまいました。これから経過観察を行い、塗装表面にチョーキング、剥離が現れたら塗装を検討してよいかとメーカーに質問したら

「高圧洗浄を実施されたとの事でございますので、塗膜が傷んでいる可能性がございます。現状を業者様にご相談いただき、場合によっては早めに再塗装をしていただいた方が良い場合がございます。」

とのことでした。

 高圧洗浄は業務用の高圧力の機械を使用するため、汚れと一緒に古い塗膜が除去されます。本来であればすぐに塗装を施すため問題はありませんが、業者の杜撰な工事管理のせいで工事が中止となり、壁の下地がむき出しになった状態になってしまったのです。

統括部長 原田

メーカー様の言うように、早めに塗装を施さないと劣化がどんどん進行してしまいます……。

✕ 工事の必要性もチェック!

誠実な業者であれば、工事不要な箇所は「まだ工事の必要はないです」と正直に伝えますが、不誠実な業者や悪徳業者は工事費を上げて儲けを出すため、工事不要な箇所まで工事を勧めてきます

でも私達素人は工事が必要かどうかなんてわからないわ……

統括部長 原田

仰ることはもっともです!

ですので、不安な時は3社ぐらいに相見積もりを依頼して、それぞれの業者に質問をぶつけるのがベストです。

相談者様

御社のホームページで「失敗しない外壁塗装」を読んで、簡単に契約してしまったことを後悔しております。そして、勉強させて頂きました。ありがとうございます。

(相談者様宅の外壁)の塗装に詳しい職人さんがいらっしゃいましたら、是非、現地調査をお願い致します。

読んでいただいた記事はこちら

広報部 ジロー

私が書いた記事を読んでいただけたことは本当に嬉しいのですが、発信力が足りず、事前に防止できなかったことが悔しいです……。

まとめ

 いかがでしたか?

信じられないような内容ですが、本当にあったことなんです……。

💡まとめ💡

・訪問営業の業者に急かされて契約しない!

・内容確認が不十分なまま焦って契約しない!

・業者の実態をしっかり調査しよう!

・ばんばん質問をして担当者の知識を試す!

・事前の説明どおりの材料や工法かをチェック!

 外壁塗装は決して安い買い物ではありません!

専務取締役 中村

だからこそ、ダマされずに高品質な塗装を選んでほしいと思います。

 担当者のスケジュールに余裕があれば最短即日でお伺い可能です。

統括部長 原田

私が伺います!

 以前お問い合わせいただいた際、たまたま現場の近くのお宅だったので「ご都合よろしければ15分ぐらいでお伺いできますが……」とお伝えして伺ったところ、お客様が「ホントに15分でくるなんて!?」と笑いながら驚いていたこともありました(笑)。

専務取締役 中村

弊社に塗装工事をご依頼いただければ1番嬉しいですが、それ以上に塗装で悲しい思いをしてほしくない!というのがあります。

 長崎にお住まいで外壁や屋根の塗装を検討されている方は、1度弊社にご連絡ください。点検・相談・お見積もりはいつでも無料です!