【外壁塗装用語】養生って何ですか？

　「養生」という言葉を聞いたことありますか？

なんとなくイメージできても、具体的な内容は知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか？

塗装工事限定で使われる言葉ではないのですが、今回は外壁塗装の現場における「養生」について解説したいと思います！

辞書における養生

「養生」とは、引っ越しの家具の運搬時に建物の内壁を傷をつけないようにしたり外壁の塗装作業の際に周辺の汚損を防いだりするためにプラ板や養生テープなどで保護することを意味する表現。
もともとは、本来のあるべき姿でいられるように維持・保護をすることを意味する表現で、建築や引っ越しの現場などで用いられる場合は、周囲に傷がつかないようシートなどで保護をするという意味になり、 対象が人の場合は、健康に注意して元気でいられるように努めること、病気や怪我の回復に努めることという本来的な意味になる。

weblio辞書より

　日常生活で用いられる場合は、病気や怪我をしている人に対して回復や摂生を願って「養生してくださいね」と用いられることが多いと思います。

例えば、お見舞いに行った際や病気で欠勤した人に「養生してくださいね」と声をかけたことありませんか？

確かに！

外壁塗装における養生

辞書にも少し説明がありましたが、塗装の現場では「塗装箇所以外に塗料が付かないよう、ビニール等でカバーすること」を養生と呼んでいます。

　周囲に塗料が飛散しないよう足場にシートを掛けるのも、窓やドアなどの塗装をしない部分にビニール製のシートを張るのも、塗料が付着しないよう車にカバーをかけるのも、すべて養生ということです。

他にも自転車や建物周りのオブジェなど、塗装しないものはしっかり養生します。

　シーリング材を充填する際に目地の横にマスキングテープを貼りますが、これもシーリング材が壁面について汚さないための養生です。

施工中の養生について

　基本的に養生した窓は開閉できなくなる、ということを覚えておいてください。

しかし工事中でもお客様の生活が最優先ですので、何でもお気軽にご相談ください。

　養生を剥がす回数が増えるほどゴミ（産業廃棄物）が増え、環境への負担が大きくなることだけ覚えておいてください。

どうしても開閉したい･開閉しないといけない場所は必ず対応いたしますので、その他の箇所はご協力お願いします！

台風養生について

　台風の時期になると「台風養生」という言葉を耳にするかもしれませんが、これは一般的な塗装の養生とは意味合いが異なります。

台風に限らず、強風が予想される際には台風養生をおこないます。

　台風養生が施されていなかったり不十分だと、足場が倒壊する危険性があります。

「養生費サービス」にご注意を！

「養生費無料！」「養生費サービスします！」というセールストークにはご注意ください！

もちろん、すべての「養生費サービス！」が悪いわけではありません。

　養生費の全国相場は１㎡あたり200～500円と言われています。※ 使用する養生道具により変動

気になる方は業者に「養生費ってどうなってますか？」と尋ねてみましょう！

まとめ

　いかがでしたでしょうか？

外壁塗装における「養生」についてお分かりいただけましたか？

　せっかく外壁や屋根がキレイになっても、塗料の飛散や汚染が多かったら台無しです。

外壁塗装をする際は、養生の知識や技術が豊富な職人がいる業者に依頼しましょう。

養生技術は数をこなさないと上達しません！

経験豊富さや実績の多さがものを言うのね！

　養生技術については実際の工事が始まらないと目にする機会はありませんが、養生についての知識や見積書への反映については、担当者に質問することである程度把握できると思います。

気になることは何でも質問をぶつけてみましょう！

　誠実な業者であれば、事細かにわかりやすく説明してくれるでしょう。

逆に明確な説明がない･説明をしてくれない業者には注意してください。

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