【まぎらわしい!】シーリング? コーキング? 違いは何!?

 業者と話をしていたり、相見積もりを取って見積書を見比べていると、「シーリング」コーキング」といった言葉を目にしたり耳にしたりする機会があります。

外壁の目地や建具(窓やドアなど)の廻りに充填してある材料、もしくはその材料を充填する作業のことを「シーリング」「コーキング」と呼びますが、ここで1つの疑問が生じると思います。

「シーリングなの? コーキングなの? どっちなの!?」

このコラムを執筆しているジローは元々建築関係未経験者だったので、それこそ入社してしばらくは「シーリング? コーキング?」というハテナが頭に渦巻いてました(^^; )

そこで今回は、混在している「シーリング」「コーキング」について解説していきたいと思います!

※ このコラムでは、ここより以下「シーリング」と統一して書き進めていきます。

シーリングの役割

「シーリング」と「コーキング」の違いを説明する前に、まずはその役割を簡単に説明したいと思います。

経年劣化で痩せて割れてしまったシーリング

①防水性を高める

 外壁材と外壁材の隙間建具廻りなどに存在する隙間を埋める役割を果たしています。

シーリングによりこの隙間を埋めなければ、隙間から雨水が浸入してしまい、雨漏りの原因となってしまいます。こういった隙間からの雨漏りや漏水を防ぎ、防水性を高めているのです。

統括部長 原田

屋根や外壁自体に劣化や損傷がなくても、上の写真のようにシーリングの割れ目から水が浸入し、雨漏りをしていることが多々あります。

建材のぶつかりを防止するクッションの役割

 「外壁材と外壁材」や「外壁材と建具サッシ」など、建材と建材が接する場所が建物には必ずあります。 ※建材…建築の資材。建築で使用する材料。

そうした建材同士がぶつかり合うのを防止するクッションの役割があります。

これがシーリング!
統括部長 原田

特に外壁材は、気温や湿度によって膨張したり収縮したりするので、隙間なく敷き詰めると、膨張や収縮といった些細な動きに対応できなくなります。

その結果、建材同士がぶつかり合って割れてしまったり、歪んでしまったりしてしまいます。

また、地震の際の揺れによる衝撃を緩和する役割もあります。

シーリングとコーキングの違い

統括部長 原田

結論から言ってしまうと、現在では「シーリング」と「コーキング」に違いはありません!

 日本産業規格【JIS K6800:1985「接着剤・接着用語」】では、以下のように規定されています。

・シーリング材(JIS A 5758)
 構造体の目地、間げき(隙)部分に充てん(填)して防水性、気密性などの機能を発揮させる材料。

・油性コーキング材(過去JIS A 5751規定。現在は廃止)
 展色材(天然樹脂、合成樹脂、アルキド樹脂など)と鉱物質充てん剤(炭酸カルシウムなど)を混合して製造したペースト状のシーリング材。

 すごく簡単にまとめると、油性コーキング材以外はすべてシーリング材です。

油性コーキング材は劣化するとガッチガチに固まってしまい、撤去の際にかなり苦労してしまうなどの利便性の悪いさから、現在では使われなくなりました

 しかし過去の「コーキング」という呼び方が定着していたこともあって、建築現場では会社や年代や人によって呼び方が変わるのです。

統括部長 原田

「シーリング」も「コーキング」も同じ内容を指しているので、業者の呼び方が違ったり、見積書内で記入が違っても、焦る必要はありません!

シーリングはどのように使われてるの?

①サッシ廻りへの充填

 外壁材とサッシとの間に充填し、防水性やクッション性を高めるために使用されます。シーリング材が経年劣化により痩せたり割れたりしてしまうと、そこから水分が浸入して雨漏れや漏水といったことが起きてしまいます。

②目地への充填

 外壁材と外壁材をつなぎ、クッションとしての役割を果たします。

温度や湿度による膨張・伸縮はもちろん、地震の際の衝撃緩和にも役立ちます。

③接着剤、ヒビ割れ補修

 規模にもよりますが、小規模な破損やヒビ割れの場合はシーリング材での補修が可能です。密着性が高く、防水性能もあり、上から塗装もできるので一体感も生まれます。

まとめ

シーリングとコーキングに違いはありません!

 今回はこれを覚えてください!

統括部長 原田

その人がどっちで呼ぶのに慣れているのか、それだけの違いだと思ってください!

ですので、シーリングだから高い、コーキングだから安いといった、呼び方による価格の違いもありません! ※使用する材料やグレードによる価格差はあります。

 インターネットで検索してみると、同じように「シーリング」と「コーキング」について解説しているページがたくさんあります。

ということは、不思議に思っている人がそれだけ世の中にたくさんいる、ということの証明だと思います。

専務取締役 中村

メーカーさんによっては「コーキング〇〇」「〇〇コーク」という製品があったりするので難しいところではありますが、建築工事に詳しくない一般の方々のためにも、業界全体で統一していく必要があるのかもしれません。

 今回は「シーリング」「コーキング」について解説してきましたが、工事に関して皆さまが疑問に思うことはたくさんあると思います。

そんな時は、どんな些細なことでも遠慮なく質問しましょう!

中村塗装 は何でも正直にお話しします!

世間話をするぐらいの気軽さで、いつでもどんな些細なことでもご連絡ください!

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