【どこまで見てくれるの?】塗装する前の業者による無料点検、無料調査

 外壁塗装を検討される場合、まずは業者を探して見積もり・無料点検・無料調査を頼むのが一般的です。

では、無料点検や無料調査ではどんなことをしてもらえるのでしょうか?

今回は外壁塗装や屋根塗装の『無料点検』『無料調査』について解説します!

失敗しない業者の選び方はこちら

この記事でわかること

・無料点検、無料調査の内容

・点検や調査の流れ

・点検や調査を依頼する場合の注意点

見積もりと無料点検(調査)は1セット

 塗装工事にかかる費用は、塗料の種類やグレードや建物の劣化状況で大きく変わるため、現地調査が欠かせません

「いくらぐらいで工事できますか?」というお問い合わせをいただくことが多いですが、基本的に現地調査をおこない、劣化状況等を確認し、調査報告書と見積書を作成・提出してからのご回答となります。

どうしても価格帯が聞きたいとおっしゃる場合は、工事内容や劣化状況によって価格が大きく変わることにご納得いただいた上で、過去の工事や一般的な相場での額をお知らせしています。

統括部長 原田

例えばですが、症状が外壁の色褪せだけのお宅と、すでにヒビ割れや塗膜の剥がれが起きているお宅だと、施工面積が同じでも工事金額は異なります

だからこそ無料点検や無料調査などの現地調査が必要不可欠で、1セットであるべきなのです。

統括部長 原田

逆に言うと、点検も調査もせずに提出された見積書や工事金額は明確な根拠がない、ということです。

充分な調査がないままに契約してしまうと工事が始まってから様々な不具合が発覚することがあるため、追加工事による工事金の上乗せが必要になる可能性があります

無料点検・無料調査の内容

 大切なのはお客様が抱えているお困りごとをしっかりと把握することです。

どんなに腕が良い業者がしっかり全体を点検・調査したとしても、お客様が本当に解決してほしかった問題を解決できてなかったら意味がありません。ただの独り相撲です。

ですので、点検・調査はまずはヒアリングから始まります。

統括部長 原田

しっかりヒアリングをおこなってくれる業者を選ぶのがポイントです!

ヒアリング後に調査に入りますが、調査には様々な方法があります。

調査中は写真や動画を撮り、お客様にわかりやすい形で報告します

良い報告例

・しっかり時間をかけて丁寧に調査している

・写真付きの報告書や動画などで劣化場所や損傷個所をお客様の目でも確認できる

・専門用語を極力使わず、誰が聞いてもわかる報告内容である

悪い報告例

・流し見のように短時間で調査を終えてしまう

・すべて口頭で説明される

・専門用語が多くわかりにくい

目視および触診調査

 外壁や屋根の色あせ、クラック(ヒビ)や塗膜の浮き、剥がれ等は目視でわかることも多いです。また、壁をなでて手に白い粉がつくチョーキング現象は誰でも簡単にできる触診調査です。

チョーキング現象の調査

打診調査

 打診棒と呼ばれる道具で調査箇所を軽く叩き、その音で劣化状況を判断する調査方法です。

タイルやモルタル下地が浮いていると乾いた音が鳴るため、目に見えない場所の浮きがわかります

打診棒を用いた打診調査

高所調査

 屋根などの目視できない高い場所の調査です。

以前はハシゴや高所作業車を用いて調査していましたが、最近ではドローンを飛ばして調査する業者も増えてきました。

雨漏りの症状がある場合は小屋裏調査をおこなうこともあります。

実測調査

 建物の図面がない場合や数量が不明瞭な場合、施工面積や施工箇所数を実際に計測して算出します。正確な測定をおこなうため、スケールやレーザー距離計などを用います。

雨漏りに関しては散水調査や赤外線を照射しておこなう調査がおこなわれることもあります。

統括部長 原田

業者がどのような調査をおこない、どれぐらいの信憑性があるかを確かめるためにも、現地調査には極力立ち会うことをお勧めします

点検・調査後の流れ

弊社 調査報告書 例

 点検・調査が終わると調査報告書と見積書の作成に入りますが、作成する際は調査時に撮影した写真や動画が重要となります。

大切なのは業者からの専門的な視点だけではなく、一般の方が見てもわかりやすい報告書になっているかをチェックしましょう。

統括部長 原田

そして1番大切なのは、工事の要不要を正直に伝えてくれるかどうかです。

悪徳業者や売り上げだけを重視する業者は、とにかくすべての工事を勧めてきます。

しかし中には工事の必要がないものが含まれている場合もあるのでご注意ください!

無料点検・無料調査の注意点

 前項で所々に書いた注意点に解説をつけてまとめてみました。

無料点検・無料調査の注意点

・可能な限り調査に立ち会いましょう
 業者によっては5分ぐらいふらっと見て回るだけの調査で済ませることもあるようです。
また、当初は不具合はなかったのに、屋根材や塗膜を剥がしたり釘を抜いたりして不具合を作り工事を急かす悪徳業者もいるので気をつけましょう。

・契約を急かす業者には注意
 建物の劣化具合によっては工事を急いだ方がいいこともありますが、お客様には比較検討する時間が必要です。不適当な内容や金額の工事契約を急かす業者には特にご注意ください。

・点検商法にご注意ください
 お客様の予定や都合を無視し、「無料ですので点検してみませんか?」と突然訪問してきて、強引に点検をする業者もいるようです。
「無料なら…」とつい許可してしまう方も多いようですが、その結果「早急に工事が必要です!」という話につながっていくことがあるのでご用心ください。

まとめ

 無料点検や無料調査、見積もりについておわかりいただけましたか?

💡まとめ💡

・しっかりヒアリングしてくれる業者を選ぶ!

・しっかり実地調査をしてくれる業者を選ぶ!

・工事の要不要を正直に話してくれる業者を選ぶ!

・点検や調査には可能な限り立ち会う!

 今回はこれを覚えてください!

点検や調査をしてもらったからといって、絶対に工事をしないといけないわけではありません。

自分の住まいがどんな状況かを把握し、緊急性が高い場所だけ工事するのか、まとめて工事をするのか、じっくり考えるための無料点検・無料調査です。

統括部長 原田

私たちの仕事はお客様のお悩みを解決することであり、あくまでご提案やアドバイスをおこなうだけです。

ですので、業者都合ばかりで話を進める業者はまずNG!

外壁塗装や屋根塗装は決して安いものではないので、じっくり比較検討してください。

弊社では工事のご依頼や無料点検・無料調査はもちろん、セカンドオピニオンとしてのご相談も大歓迎です

相談できる場所があるのはありがたいわ!

皆さまに心から満足していただける塗装を実現するために、私たちはしっかりと点検・調査から親身になって対応させていただきます。